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テニスプレーヤー: 伊達 公子 さん
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テニスプレーヤー: 伊達 公子 さん

2007年5月16日

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子どもの頃からスポーツ万能であった伊達公子さん。テニスでは日本人初の世界ランキングトップ10入りを果たすなど、輝かしい現役生活を引退してからは、スポーツの楽しさを伝えるべく「カモン! キッズテニス」で子どもたちの指導にあたっています。今回は、現在指導者として活動している伊達さんにお話をうかがいました。


テニスで得た経験が、私の人格形成の基盤になった―。

「楽しい」から始めたテニスが私を人間的に大きく成長させてくれた


ーー テニスを始めたきっかけから教えてください
「6歳のときに、両親が通っていた近所のテニススクールについて行ったのが、テニスとの出会いでした。本当に知らず知らずのうちに始めたという感じ。技術的な練習というよりも、アットホームな雰囲気の中、わいわい楽しく練習していましたね」


ーー 意外ですね。子どもの頃から、専門的な指導を受けられていたのかと思いました
「まったくなかったですね。両親ともにスポーツが好きで、家族で出かけるところといえば、ハイキングやスキー、海とか。とにかく外で体を動かすことが多かったですね。そんなスポーツ好きな一家の中で育ち、自然とテニスが好きになったと思います」


ーー テニスの世界で頂点をめざそうと思ったきっかけは?
 「高校2年生の夏のインターハイでベスト4に入り、主催者推薦でプロも出場する全日本選手権大会の予選に出られることになって。予選を突破して、本選もどんどん勝ち上がって、結局『ベスト4』に。初めてプロと一緒に出場した試合でこのような結果を残せて、自分のプレイに自信が持てたときからですね」


ーー 現役時代で一番嬉しかったことは?
「やっぱり、世界ランクトップ10に入ったとき。でも、嬉しかったのは一瞬で、どんどん欲が出てきたの。『もっと強くなりたい』って。それと同時に、周りからのプレッシャーもすごく大きくなった。でも、『もっと勝ちたい』という思いのほうがまさり、自分を奮い立たせてくれた」


ーー ツアー中など、海外生活で苦労したことは?
「言葉の壁や習慣の違いとか、テニス以外での日常生活では苦労しました。でも、いったんコートに入れば、世界中どこでも同じで、真剣勝負をするだけ。『自分はやれる』という自信があったから、不安や苦しいと思ったことはなかった」


ーー 現役時代を振り返ってみると?
 「現役を引退して思うのは、世界で闘ったという実績よりも、テニスを通じて人間的に大きく成長できたことが大切だったと思う。子どもの頃からスポーツが好きで、ずっとやり続けてきたテニスから、本当にたくさんのことを学んだから。自分で考えて物事を判断できるようになったとか、自立心が養えたとか。もちろん、テニスをやっているときは、勝つことが目標で、ランキングを上げるためにひたむきにやってきたけれど、ツアー生活から離れた今は、人間としてどれだけ学べたか、のほうが大きいとわかりましたね」


スポーツを楽しんで、どんどんチャレンジして
さまざまなことを学んでほしい―。


ーー 全国でテニスの楽しさを伝える活動をされていますが、子どもと接していて、感じることはありますか?
 「地域によって違いますが、言われたことはその通りにできるけれども、自分で考えて行動することがなかなかできない子が多いですね。親からも、先生からもすべてを準備してもらうことに慣れている。誰かが用意してくれたレールに乗っていれば、努力もせずに夢が実現できると思っている、そんな他力本願な子が多いと感じますね」


ーー テニスを通じて、子どもたちに何を伝えたい?
 「テニスを始めたきっかけも、続けられたのも、いつでも『テニスが楽しい!』と思えたから。それは、コーチやトレーナーなどの周りの方々のサポートがあったからこそ。だから、子どもたちにもそのような環境を与えてあげたい。まずは、単純に『スポーツをして体を動かすのって気持ちがいい』と子どもたちに感じてほしいんです。また、一つの競技を極めなくても、スポーツにチャレンジするだけでもいろいろなことを学べる。実は私、人前に出ることが苦手だったんです。でも、テニスを通じて自信が持てるようになった。スポーツを通じて人間性をのばしてあげたい、人間としてのたくましさを培ってほしいです」
ーー 本日はありがとうございました。


インタビューを終えて

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今回のインタビューの聞き手となったのは、スクールツアーシップの指導責任者の利倉さん。自分の軸を定めて、やると決めたことはやり通す、強い心を持っている伊達さんから、多くのパワーをもらえたようです。


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